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『方言』(ほうげん)は、漢代中国の方言辞典。揚雄の著とされる。『揚子方言』(ようしほうげん)・『別国方言』(べっこくほうげん)とも呼ぶ。正式名称は『輶軒使者絶代語釈別国方言』(ゆうけんししゃ ぜつだいごしゃく べっこくほうげん)。 == 内容 == 現行の『方言』は全13巻で、東晋の郭璞が注をつけた本が行われている。本文の体裁は『爾雅』に似ており、同義語をひとつにまとめ、広い地域で行われている語を最後に置いている。その後にそれぞれの語がどこの方言であるかを説明している。たとえば巻一冒頭は : 黨・暁・哲、知也。楚謂之「黨」、或曰「暁」。斉・宋之間謂之「哲」。 となっているが、これは知ることを「知」というのが一般的な語で、楚では「黨」または「暁」、斉と宋では「哲」という、という意味である。 各巻は『爾雅』のようにはっきりとは分類されていない。巻によっては異なる形式で説明をしている。どこの方言か書いていない語も多い。 郭璞の注は郭璞当時の方言と比較しており、晋代の方言について知る上の貴重な資料となっている。 『方言』にならって作られた書物に杭世駿『続方言』、章炳麟『新方言』などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「方言 (辞典)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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